昨日に引き続きハンカチが映画や小説の中に出てくるシーンや台詞の紹介です。
「サンセット大通り」ビリーワイルダー監督。
出演グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン。
かつての大女優の愛人として暮らす脚本家と、婚約者のいる映画関係の仕事をしている女性が、一緒に脚本を書き上げる作業をしているうちに心を通わせる。ふたりがもっとも近づくシーンで。
「いい匂いだな」
「新しいシャンプーよ」
「さわやかな香り、洗いたてのハンカチのようだ」
こんな台詞をいえたら素敵です。
洗い立てのハンカチに、リネンウォーターをひとふきし、パリッとアイロンをかけたハンカチをもつのって、本当にきもちよいですよ。
それにしてもグロリア・スワンソンのまさに鬼気迫る演技、ハリウッドの裏を物語に近いキャストを使って徹底的に描いたビリー・ワイルダー監督の手腕。一見の価値ある名作です。