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ハンドロール(手巻き)の技を取材しました。
横浜にある縫製工場。実際は手巻きは工場ではなく、内職のように各所に配られ行われているそうです。
ハンカチの縫製には色々あります。
ミシンを使った三つ巻縫い、千鳥縫い。H TOKYOでもほとんどがこちらの縫製です。他にもフランスヘムなど。手巻きは縫製の中の最高峰といって間違いないでしょう。その名の通り一枚一枚、職人の手によって縫われています。
手馴れた職人の手でも1時間で3,4枚しか縫えないそうです。
そうした技もできる人はだんだん減少しており、近い将来日本で手巻きの縫製はなくなってしまうかもしれません。
工賃はミシン縫いの4倍しておりますが、それでも安いと考えても差し支えない価値観のある一枚かもしれません。
淵が丸く膨らんだ淵のハンカチに、何らかの愛着を思わず感じてしまいます。
一枚一枚こよりを作るように巻きながら縫製していくその様子は、感動の体験でした。
H TOKYOではラグジュアリー、リゾートの商品の一部でハンドロールの縫製をしています。
失われていく技術。この一枚一枚を今提供させていただいています。
どうぞよろしく、大事にお使いいただければと思います。