一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、
ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、
お伺いしていきます。

記念すべき1人目はデザイナーの中安秀夫さんです。
中安さんはTOKYO TRUNKSのアートディレクターとして
関わってくださっています。

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−−−お持ちいただいたハンカチの好きなところ、オススメのポイントは何ですか?

生地のテクスチャーでしょうか。
厚手ですが固すぎず柔らかすぎない手触り感が好きですね。
水も良く吸ってくれるのでとても使いやすいです。
シャツ生地だと少し固めに感じますね。
カチッとしているものが多いのでスーツとかにはもちろんすごく合うんですけど。
この生地感は他にはなかなかなくて、
織りとプリントの組み合せも少し変わっていて気に入っています。

−−−男性が花柄もいいですよね。

いいですよね。でも人に見られると『おいおい花柄かよ』みたいな感じで
ちょっとあざとくみられることもあります 笑
モテようとしているみたいな。
花柄はこの1枚しか持っていないですけど。

−−−それはその「あざとさ」を狙った訳ではないんですか?

結果的にそういう感じになっただけで… 笑
生地の作りが面白くて気に入ったということなんですが。
花柄でなくても、この感じの生地であれば欲しいと思います。

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−−−他に好きな生地感はありますか?

リネンも好きですね。さらっとした肌触りとか
水をよく吸って早く乾くという機能面もいいです。
使い込んでいくと柔らかくなりますし。

−−−H TOKYO/swimmieのハンカチを知ったきっかけはなんですか?

オーナーの間中さんとかつて同僚だったのがきっかけです。
独立してハンカチブランドを立ち上げるということで、陰ながら応援していました。
その後、お仕事をご一緒させていただくようになりました。

−−−ハンカチへのこだわりはありますか?

あまり考えたことはなかったです。
でも忘れなければ毎日ハンカチは持っています。
それもここ5年くらいの話ですけど。

−−−それまではどうしていたんですか?

持ったり持たなかったりでした。
ハンカチを持つということに全く頓着していなかったというか。
あまり意識してなかったですね。

−−−持つようになってからはどうですか?

その時の気分や用途、行き先なんかに合わせて選んだりしています。
それで出した時に気分がパッと明るくなるような、
そういうハンカチを選んで持つ楽しみみたいなものが増えましたね。

−−−ハンカチにまつわる思い出を教えてください。

こどもの頃、おばあちゃんの家に夏休みに行ったのですが。
とても暑い日にハンカチを持って行きなさいと言われて渡されたのを覚えてます。
真っ白いハンカチで、それを持って出かけて汗を拭った時の
線香のような懐かしいような香りが、強い日差しとともに印象に残っています。

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−−−好きなハンカチの使い方はありますか?

うっかりごはんを食べ忘れて『もう打ち合わせの時間だ!』
というようなとき、移動中に歩きながら
ドーナッツとかを食べることがあるのですが、
そういう時にさっと口を拭うのは好き、というか便利だなとよく思います。
他にはシャツにアイロンはあてるときの当て布として使ってもいますね。
余談ですが、父親の実家がクリーニング屋で、
父親はいつも自分でシャツにアイロンをあててたんですよね。
それをまねして自分も中学くらいからシャツに
アイロンをあてるようになりました。

−−−ちなみにハンカチは何枚お持ちですか?

15枚くらいでしょうか。もらうことはあまりなくて、自分で買うことが多いです。
逆に友人にプレゼントすることは多いですね。
ハンカチは値段的にも気持ち的にも重くなくて、気軽にあげられのが良いです。
H TOKYOのハンカチは手頃ですし、たくさんの柄があるので、
相手のことを考えながら選ぶのはすごく楽しいですよ。

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中安秀夫  Hideo Nakayasu
2004年オランダDesign Academy Eindhoven卒業。
2007年よりIID世田谷ものづくり学校のディレクターとして、
ギャラリーのキュレーションや企画を担当。
その後co-lab二子玉川のディレクターを経て、2014年からフリーランス。
イベントや展示、地域活性事業などの企画、運営、コーディネートに携わる傍ら、
商品やパッケージなどのデザインも行っている。