働くことは、必然的に生活の重要な部分を占めます。
そのひと自身が働く環境として、自分の目指していることに合っているか、
身に付けられることは何か、 その仕事や人生でのプラスになることを
イメージできることが大事だと考えています。

また一番大切なのは、本質的にその仕事を前向きな気持ちで楽しめているか。
真摯にまじめに仕事に取り組む中で、
苦手なことも、たいへんなこともきっとあると思いますが、
その根本でその気持ちを持てる環境であるかどうか。

募集しているH TOKYOの店舗でも
そういったことを大事にできる店舗を目指しています。

スタッフ募集にあたり、改めてスタッフがどんな風な気もちで働いているか
インタビューしてその感想を聞いてみました。

今回は勤続年数2年5ヶ月の京都店スタッフの大賀詩穂です。

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—どうやってH TOKYOを知りましたか?

きっかけは新潟の『山ノ家』※です。
その時は新潟に住んでいました。
4年ほど前にH TOKYOが旅するハンカチで来ていたときに
「今度ハンカチのお店がくるからどうですか?」って
スタッフさんに誘ってもらって初めて知りました。
山ノ家は出来たときから好きで行っていました。

※山ノ家・・H TOKYOのお店の設計などでお世話になっている
gift_さんが運営しているカフェ&ドミトリー
http://yama-no-ie.jp

その時は他にもいろいろな三宿のお店とかも来ていて
すてきだなって思っていました。
H TOKYOではこのダブルガーゼのハンカチ買わせてもらったんです。
それと友達にあげるお中元にハンカチと花火も一緒に買いました。

—その後H TOKYOで働くきっかけを教えて下さい。

その数か月後に結婚をきっかけに京都に引っ越すことになって、
もちろん新潟での仕事も辞めることになり、
山ノ家にふらっとあいさつに行ったら
「しほちゃんいいとこあるよ!紹介するよ!」と
その時のスタッフさんに言ってもらったんです。
なんていい話があるんだ!と思いました。
ハンカチも好きでしたし、他の仕事もしてみたいなと思っていたので
すぐ履歴書をお送りしました。

—でも縁もゆかりもない京都に引っ越しをして、
遠距離だった彼と結婚をし、今までと違う仕事につくなんて
新しいことだらけですごい勇気ですよね!

そうなんですよね 笑
なんかもう今となっては絶対できないなと思うのですが
27歳のわたしは、若さだったのか
やるならところんやっちゃおう!
という気持ちでしたね 笑
楽しいこと、新しいことをやってみたかったんです。
知らない自分を開拓したいというか。
本当に勢いです!

—大賀さんも旦那さんも京都生まれではないですが
京都に引っ越した理由はなんだったのですか?

付き合っているときからお互い京都がすきで
二人でも一人ずつでも京都にはよく行っていたんです。
旦那さんも仕事を変えたいタイミングで
せっかくわたしが結婚をして新潟を出るなら
自分たちが好きな京都にしようかという話になりました。
そのすごく良いタイミングでH TOKYOが
京都にオープンだったのでこれは運命だなと思いましたね。
大好きな山ノ家の方からのご紹介でしたし
前のイベントの時に話したH TOKYOのスタッフのみなさんが
とても明るい人たちで雰囲気も分かっていたので
安心して飛び込めました。

—H TOKYOに入る前にしていたお仕事は何でしたか?

保育士です。短大を卒業して7年半していました。
小さい時から保育士になるもんだと思っていたんです。
なので迷いなく進学しました。

—小さい頃からの夢を叶えたのですね!なぜ保育士さんだったのですか?

大好きな保育園の先生がいたんですよね。
それが大きいと思います。
実はその自分が出た保育園に勤めました。
移動もない保育園だったので
自分のことをみてくれた先生も
わたしが働くようになってからもそのままいらして。
なのでお母さんみたいな感じでした。

—でもそこまで迷いなく続けた仕事を変えるってすごいですね。
やりきった感じだったのですか?

子どももすごく好きでしたし、仕事も大好きでした。
でもときどきあるんです。急に気持ちが変わるときが 笑
自分ではこの飽き性がよく続いたなという感じです。
もちろん京都でも保育士の仕事を考えましたが
土地も変わりますし、少し不安もあったので
それなら仕事ごと変えてしまおうかと。

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—H TOKYOで働く前と今では印象は違いましたか?

レジも刺繍ミシンももちろん触ったこともなかったですし、
接客が素人で、保育士の時は同じ人と長い間接する仕事だったので
積み重ねて人との信頼関係をつくる感じでしたが
はじめてあった人に短時間でどんなふうに接したらいいか
ということに戸惑いました。
でも仕事自体はすごく楽しかったですし、
思っていたよりも忙しかったです 笑

—大賀さんが今しているお仕事を教えて下さい。

はい。お店の接客とオンラインショップの受注から配送までと
一部卸のことも担当させてもらっています。
他に関西方面の卸先さん対応は店長の清野さんが基本やってくれているので
わたしはそのサポートをしている感じです。

—接客以外のオンラインショップの対応や卸先さんの対応なども
結構多いかと思いますが大変ですか?

一人しかいない日もあるので結構バタバタして
焦ることは正直多いです。
でも効率よくやることをすごく考えながらやるようにしています。
もちろん残業すればできますが
そうじゃないところで仕事がちゃんとできたらいいなと思っています。

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—仕事をする上で楽しいことはなんですか?

ほぼほぼ初めての人と毎日会えるということが楽しいです!
先ほどもお話ししましたが
同じ人と毎日顔を合わせて信頼関係を築くのも
とても楽しいのですが、
新たな風が吹いて知り合いも増えましたし
「あの時楽しかったから」とまたお客様がきてくださったときは
すごく嬉しいです。
それとたくさんのハンカチを見ていられるのも楽しいです。
わたしはスタンダードな生地が好きなのですが
「こんなシャツ生地あるんだ」とか「この生地がこんなに高いのはなぜだろう」とか
いろいろな生地に出会えるのも楽しいですね。

—ちなみに、つらいことはありますか?

ないですよ 笑
もちろん仕事ですし、日々大変なこともありますが
「つらい」と思ったことは無いです。

—新潟から京都に移って働いてみて違いはありましたか?

そうですね。やっぱりまずは言葉でした。
自分は標準語だったので「どこから来たの?」と
よくお客様に聞かれます。
でもその時に「新潟から来たんです!」とお話しが
盛り上がることもしばしばあります。
お話しをしながら京都の方は
とてもこの土地を大切にしているんだなと思いました。

—念願の京都在住はどうですか?

念願だったのですが意外とどこも
観光の人で混んでいるので
実は行けていないところがたくさんです 笑
でも旦那さんと一緒に休みが取れた時とかは
ちらほら出かけたりもしています。
自転車でぷらっと出かけられるのも楽しいです。
美味しいものも多いですし、
店長の清野さんが色々教えてくれるので頼りにしています。

—京都店はお子さん連れのお客様が多いので
保育士さんでのお仕事もいかせているように思いますがどうですか?

そうですね。京都店はファミリー層も多くて
小さいお子さんもたくさんなので、
その子さんのお話しを通して
お母さんとお友達になったりすることもあります。
お子さんがいるとそれがきっかけで話しやすいですし、
そういう意味では前の仕事もいかせているのかなと思います。

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—3年目ですが接客の仕事は慣れてきましたか?

お店には接客のプロがいるので(店長の清野さん)
学ぶことは本当に多いです。
お声がけするタイミングとかはむずかしいですし
自分だったらどうかなどを考えながらやっています。
まだまだ出来ていないことも多いですが楽しいことも多いです。
あとはH TOKYOらしさを伝えられる接客が
もっとできたらいいなと思います。

—H TOKYOで働いて身につくことはありましたか?

自分はまったく全然違う仕事についたので
接客スキルは身についていると思います。
あとはハンカチの知識や刺繍ミシンの使い方なども
もちろん色々勉強になります。
販売以外にも卸先さんとの取引など
そういったこともアルバイトではありますが
関わることができるのでその流れも知れます。
今までやったことないことがたくさんあるので
日々身についていっているなと感じています。
それが自分のこれからの人生のまたどこかで
経験として役につかなと思います。

—大賀さんは今後どんな自分になりたいですか?

そうですね。今わたしは主婦業と兼任で働いているのですが
実は自分は家事が得意ではないので 笑
もうちょっと余裕を持って家事をできるように
時間の使い方をうまくしたいなと思っています。
いつか子どもを産んでもここでお世話になれたら嬉しいです。
いつも「自分を大切にしてね」と言ってくれる
会社なのでそれは本当にありがたいです。
子ども生まれても「いいじゃん、ここに連れて来なよ~」なんて
言ってくれる会社なんてなかなかないと思うので。
オーナーのお子さんたちもお店に出入りしていたりして
自分としては理想だなと思っています。
この京都店自体ももっとお子さんとかも集まって
ワイワイできる場所になったらいいなと思います。

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—ありがとうございました。
こんな京都店で一緒に働いてくれる方を探しています。
ご応募お待ちしています。