折角、うちわについて興味をもたれたらいくつかうちわについて知識を。
【うちわの産地】丸亀、京都、房州の3大産地。
丸亀は平べったい柄を使用し、男っぽい力強いイメージ。
京都は柄が本体と別になっており、全体に繊細な優しいイメージ。
房州うちわは、丸柄で均整のとれた中性的なイメージでしょうか。
おすすめのうちわは、丸亀でしたらカタカナさんの扱うojigi、房州のでしたらポンピン堂さんのがよいです。
【房州うちわ】竹の産地として江戸に材料を供給していたが、関東大震災で日本橋の問屋街が大被害を受けたことをきっかけに職人さんが房州に移り住んできたことで産地として発展。大正末期から昭和の初めの最盛期は職人1000人、年間7~800万本生産していたそうです。現在は30万本ほど。
工程が多いため、一工程でも抜けてしまうとうちわは完成しません。
職人さんが高齢化しており、いつまでうちわづくりができるか・・・と生産者の方はおっしゃっていました。
【うちわの歴史】うちわは扇子より歴史が古く紀元前3世紀頃には中国で誕生しており、日本では7世紀飛鳥時代に伝わったそう。扇子は平安時代です。うちわの歴史は古いのです。
そんないろんなことに想いをはせながら仰ぐと風が少し違うかも。
(いや、同じです)