アサクラコウヘイさんによる干支ハンカチが今年も登場しました。
(12/15より発売開始)

2020年の干支は子(ね)年。

哺乳類最大の種とも言われるクジラの上には哺乳類最小の種でもあるねずみが8匹。アサクラさん特有の色あざやかなイラストで、2020年も明るい気分で迎えられそうです。

干支ハンカチ学
学説「ネズミとプレートテクトニクス論」

8匹のネズミがクジラの上に乗っている。
哺乳類最大種と哺乳類最小種のペアだ。
ネズミにとって、クジラの背中は陸地のように広いだろう。
実際、ネズミの大きさを人間に置き換えると、湘南に浮かぶ江ノ島に立っているのとほぼ同じ比率になる。
大きなクジラが、ネズミを乗せて地球の上をゆっくりゆっくり滑っている。
大きな大陸が、人間を乗せて地球の上をゆっくりゆっくり滑っている。
これを、continental drift=大陸移動説と呼ぶ。

8匹のネズミたちは火山を見ている。
ガラパゴス諸島や、ハワイの島々は火山島だ。日本の桜島や、伊豆大島も火山島。
火山はこのように新しい大陸を作り出す。
大陸はゆっくり地球を滑って、海峡から地球内部に潜り込み、また何億年もかけて火山から吹き出される。
この大陸の循環をPlate tectonics=プレートテクトニクスと呼ぶ。

なんともスケールの大きな話だ。ネズミにはきっと通じないだろう。
いや、体の小さな彼らこそ、僕らより大きなスケールを感じているはずだ。

ASAKURA KOHEI