「バグダッドカフェ」 
1987年 西ドイツ映画
ディレクターズカット版が今年の12月に始まるそうです。
ドイツ人夫婦がアメリカ旅行中に喧嘩別れしてしまい、車から降ろされた、妻である主人公がモーテル、カフェであるバグダッドカフェにいついてしまい、さびれたカフェ、そしてぎくしゃくした人間関係が変わっていくというストーリー。
久しぶりにみなおした映画は、タンクを掃除している象徴的な絵柄と、calling youの曲と、映画を見終わった後の不思議な印象だけで、実際にはストーリーを全く忘れていた。
ひとの不可思議な結びつき、縁。そして美しい色相の映像美がよい。
ハンカチは車から追い出されて、道路を歩く「ジャスミン」のポケットから大きくはみ出ているブルーのバンダナサイズくらいあるハンカチ。
その後、妻を追って、カフェまできたダンナが黒い粉をカウンターでやった後、顔をふくのに取り出した赤いハンカチ。
色の違いもふたりの異なる進む道を暗示しているように、はっきりと異なる。