オンラインストア送料改定のお知らせ

いつもOLD FASHIONED STOREをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
この度、商品をお届けする際の送料を改定させていただくことになりました。

昨今の運送業界の人手不足の問題や配送件数の増加による
全国的な運賃高騰を受け、お客さまにご負担をおかけしないよう、
弊社内でコストを吸収するようにできる限り価格の維持に努めてまいりましたが、現状の金額でご提供することが大変困難な状況となってしまいました。

つきましては、お客さまには大変申し訳ございませんが、
以下の通り改定させていただきます。
何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

実施日:2018/12/1(土)承り分より
改定送料:ゆうパケット送料250円(税別)

(-11/30までの送料:ゆうパケット200円(税別)

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全国こけし祭り -鳴子温泉郷 旅行記(2)-

18日まで開催のこけしフェア。
こけしフェア開催するにあたり、こけしの一大産地、宮城県の鳴子温泉で毎年9月に行われる「全国こけし祭り」と、隣県福島の土湯こけしの産地である土湯温泉に行ってきました。

全国こけし祭り -鳴子温泉郷 旅行記(1)-

体育館での絵付けも終わり、街の散策へ。


▲期間限定でオープンしていたこけし堂さんで一休み。
3階建てのこの建物は、櫻井昭二工人の仕事場でしたが、こけし蒐集家と語り合う場としてこけしを展示するギャラリーや、イベント・カフェなどとして使用するスペースの「こけし堂」として2016年にリニューアルしたそうです。
こけしの文化に気軽に触れていただける場として運営しています。


▲屋台も出ていたりとお祭り感が出てました。もちろん入り口にはこけし。

日が暮れるのは案外早いもので、18時からはいよいよパレードの時間です。

どこまで続いているのか、びっくりするほど大人数のこけしの浴衣を着た方々は、地元鳴子温泉地域の婦人会と姉妹都市の山形県遊佐町婦人会のみなさま。
音楽に合わせて「鳴子踊り」を踊りながら通りを踊り歩いていました。


「鳴子踊り」が終わった後はいよいよハリボテこけしの登場。
こけしたちが登場した時の場の盛り上がりがすごく、思っていた以上に大きいハリボテこけしにしばし圧倒。


▲張りぼてこけしは応募制で全国こけし祭りの公式HPから応募が可能とのこと。とにかく大きく、そしてなんともシュール。

こうして丸一日鳴子温泉郷を堪能し、翌日は土湯へ向かいます。

■2日目 -土湯温泉-

土湯温泉は、鳴子温泉、遠刈田温泉と並ぶ3大こけし発祥の地と言われています。

土湯伝承館の休憩スペース。一面のこけしたちがこちらを向いていました。
こちらはこけし工房も兼ねており、運が良ければ工人さんの作業風景を見ることができるそう。

・土湯こけしとは
頭に蛇の目の輪が描かれ、前髪と髪の間にカセと言われる髪飾り、クジラ目にたれ鼻、おちょぼ口が特徴のこけしで胴体はろくろによる繊細な横縞模様が描かれています。鳴子こけしと同様にはめ込み型の頭部は回すとキィキィと音がなります。
歌舞伎メイクのたこ坊主など特徴のある形があることでも知られており、今回のこけしフェアでも登場した野矢里志工人も土湯系こけしの工人さんです。

1泊2日という短い期間ではありましたが、全国の工人さんを間近でみることができたり、その土地の人々とこけしの深いつながりのようなものも感じることができ、こけしの魅力をたっぷりと堪能できる旅でした。

こけしや郷土玩具も品薄のお店や売り切れの店舗もございますが、引き続き18日までフェアは開催しております。
最終日の17日、18日の2日間はH TOKYO三宿店にて「こけしの絵付けスタンプワークショップ」を開催いたしますのでこけし好きの方もあまり詳しくないという方も是非奮ってご参加ください。

こけしフェア
こけしと工人さん(1)
こけしと工人さん(2)
こけしと工人さん(3)

参考:土湯温泉観光協会

全国こけし祭り -鳴子温泉郷 旅行記 (1)-

18日まで開催のこけしフェア。
こけしフェア開催するにあたり、こけしの一大産地、宮城県の鳴子温泉で毎年9月に行われる「全国こけし祭り」と、隣県福島の土湯こけしの産地である土湯温泉に行ってきました。
自身がこけし好きということもありかなりワクワク。

■1日目 -鳴子温泉郷-


「鳴子温泉」として知られるこの土地は、奥州三名湯に数えられたこともある場所です。「こけし通り」と名付けられた商店街、郵便ポストや看板、マンホールなどあちこちで鳴子こけしが出迎えてくれます。

さすがこけしの街。右を見ても左を見てもこけしこけし・・・

▲鳴子郵便局のポストはこけしの形。



▲ちょっとした看板やマンホールにもこけしが。

そんな町中がこけしに溢れている鳴子温泉郷で、日本各地のこけしが勢ぞろいする「全国こけし祭り」が始まったのは1948年と、かなり歴史は古くお祭りも今年の2018年で64回目を迎えました。
こけし祭りでは各産地のこけしの実演販売だけではなく、こけし供養祭、こけし奉納式、こけしの絵付け体験、こけし座談会、こけしコンクール、そして夜に始まるパレードなど、盛りだくさんな内容になっています。

到着したのはお昼過ぎ。
10時から既にこけしの即売会が始まっており、会場のスタッフに聞いたところ始まる前からかなりの行列だったのだとか。
こけしも人気のものは既に売れてしまったあとだったようです。

▲実演販売やコンクールなどは地元の小学校の体育館で行われます。


▲遠刈田こけしを作る佐藤康宏工人の絵付けもこんなに間近で見ることができます。

ひととおり体育館内を堪能したあと目についたのは、鳴子こけしの絵付け体験。
早速体験してみることに。

▲絵付け前に下書きを一度描いてからいざ本番へ。

そして完成したものがこちら。
簡単そうにみえて筆使いも慣れないと難しいですが、自分だけのオリジナルのこけしができました。
鳴子こけしらしくちょっと素朴なお顔に。

今回のこけしフェアで行なった「こけし絵付けスタンプワークショップ」もこの絵付け体験がソースとなりました。

・鳴子こけしとは
鳴子こけしは首を回すとキュッキュッと音がなり、どっしりとした安定感のある形と素朴な顔で、胴の模様は重ね菊や菱菊の模様など他の地方のこけしよりも比較的、柄が写実的なものが多いのが特徴。
鳴子こけしをはじめ、作並こけし、遠刈田こけし、弥治郎こけし、肘折こけしという宮城県内5系統の伝統こけしは「宮城伝統こけし」として1981年に国の伝統的工芸品に指定されています。

全国こけし祭り -鳴子温泉郷 旅行記(2)-へつづく

参考:鳴子こけし 鳴子温泉郷観光協会

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