以前もきれいにアイロンをかける方法をハンカチ百科NO.8でご案内しましたが、
さらに詳しく動画も用意して、ご家庭で簡単で手早くきれいにできるハンカチのアイロンのかけかたをご紹介します。
アイロンの電源を入れ、ハンカチの素材に合わせた温度に設定します。
一般的な綿や麻の素材については高温(180〜210℃)にします。
アイロンが温まるのを待つ間に、1枚ずつ霧を吹きかけて生地に水分が浸透する用になじませておきましょう。
お気に入りのリネンウォーターを使用すると、香りに包まれて気持ちよいです。
まとめて何枚かアイロンがけするときには、霧吹きをかけながら、ハンカチの向きを揃えて、重ねておくとスムーズにかけられます。
生地は、縦横に引っ張り、伸びにくい経糸(たていと)方向がどちらか確認し、そちらを天地にします。
ハンカチを広げた状態でかけられるアイロン台は家庭用だと多くありません。
そこでアイロン台の上で効率的にハンカチにアイロンをかける方法をご案内します。
ハンカチを横向きにして半分に折ります。
このとき角が合わないときは、一旦広げて、対角線上に角をもち、両角をそれぞれ引っぱり揃えましょう。
アイロンが適正温度になったら、ハンカチの角を合わせてから、反対の手で引っぱりつつ、伸びにくい経糸の辺を反対の角まで仕上げます。
そのまま緯糸(よこいと)の辺を仕上げ、中央を進み、もう一辺の緯糸(よこいと)を仕上げて、最後に下辺をプレスします。
裏面も、下辺になる縫製の経糸をスタートに同じ流れでアイロンをかけます。
表面に戻して横に折り、縦に折り、もう一度横に折ります。
仕上げに畳んだ状態でプレスして完成です。
最後のプレスの際に裏の生地が見えないように角を引っぱりながら整えるのが、上品なたたずまいできれいに仕上げるこつです。
いかがでしたか?
単にハンカチにアイロンをかけるのにもこつを知り、手順を決めれば、気持ちよくきれいな仕上がりに満足できます。
苦手な方も多いアイロンがけも前向きにできるのではないでしょうか。
>>ハンカチ百科記事一覧はこちら