「サンセット大通り」

昨日に引き続きハンカチが映画や小説の中に出てくるシーンや台詞の紹介です。
「サンセット大通り」ビリーワイルダー監督。
出演グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン。
かつての大女優の愛人として暮らす脚本家と、婚約者のいる映画関係の仕事をしている女性が、一緒に脚本を書き上げる作業をしているうちに心を通わせる。ふたりがもっとも近づくシーンで。
「いい匂いだな」
「新しいシャンプーよ」
「さわやかな香り、洗いたてのハンカチのようだ」
こんな台詞をいえたら素敵です。
洗い立てのハンカチに、リネンウォーターをひとふきし、パリッとアイロンをかけたハンカチをもつのって、本当にきもちよいですよ。
それにしてもグロリア・スワンソンのまさに鬼気迫る演技、ハリウッドの裏を物語に近いキャストを使って徹底的に描いたビリー・ワイルダー監督の手腕。一見の価値ある名作です。

「パン屋再襲撃」

ハンカチが映画や小説の中に出てくるシーンや台詞の紹介です。
短編集「パン屋再襲撃」村上春樹の中の一篇「ファミリー・アフェア」に出てくる一節。
「健全な考えだよ、と僕はハンカチで口を拭きながら思った。」
酒を飲みすぎて吐いてしまってから、妹の婚約者のことばを思い出すシーンで。
兄妹でずっとうまくいっていたのに、妹に婚約者があらわれ、妹との関係がぎくしゃくしてしまう。
兄妹の気持ちのつながり・信頼関係や、環境がかわることにより微妙な感情の変化やすれ違いがあらわされていてとても好きな作品。
食事どきに口を拭うのに、ハンカチがさっと出てくると上品ですね。

ハンカチのカラー

さる女性誌に「カラーパワー」の特集でH TOKYOのハンカチを紹介いただきました。
考えると色はメンタルな部分に効果のあるようです。
ちなみにH TOKYOのテーマカラーである黄色と青については…
黄色は「自信を持って、一歩を踏み出したい」ときに。心に光を当ててくれ、前向きな気分にしてくれるからとか。
青は「どんなプレッシャーにもくじけない!」と願うときに。青は興奮を鎮め冷静に考える力を与えてくれるようです。
話題になった早実の斎藤投手の青いハンカチも実はこうした意味が背景にあるのかもしれません。
ハンカチを選ぶのもそんな風に考えて選ぶとおもしろいかもしれませんね。

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