プリントのシルクスクリーンで作ったハンカチの場合、版を彫る。
まずは彫った版で間違いがないか確認のため、紙刷りで確認する。
紙刷りはデータ通りにできているかの確認だけのものなので、工場で色を勝手に選んで乗せただけで素っ気ない。
汚れやムラなどもある。工場からは丸められたり、折って畳んだ状態で送られてくる。
ハンカチは、生地幅に対し、2丁取りするので、横に2枚並ぶ。
1枚ずつにして、額に入れたら何とも味わいがある。
生産の過程で生まれる意図せぬ美。

本生産のハンカチとの比較も興味深い。
こちらは、デイスターターのハンカチの版。

ハンカチは同じデザインで、2配色ありますが、地の色とデザインの線の濃淡が逆転するので、逆版を彫っています。
H TOKYOでは、小ロットで生産するのでできるだけシルクスクリーンの配色は濃淡を揃えていただくようお願いしますが、デザインの意図が強い場合は版を分けることもあります。