keisuke nakanoによる展示を行います。H TOKYOのハンカチ生地などを使用したHeavy Bear等、展示販売します。

会  場 : H TOKYO 三宿店
会  期 : 2013年4月27日(土)~ 5月12日(日)
*27,28は一部コーナーを使ってのプレ展示になります。
時  間 : 12:00~20:00
お問合せ :ROCKER AND HOOKER>tel : 03-5468-0478 /email : info_randh@rockerandhooker.com

4月27日(土)にワークショップも行われるので、こちらもぜひ参加ください。
生地から好きなものをつくるワークショップ

【Heavy Bear】(ヘビーベア)
USEDのスウェットや企業残布、パッチワークで作られたテディベア。
素材のスウェットは古着の卸メーカーが廃棄として処分していた服などでした。
ブランド物であっても部分的な汚れや破けなどがあっては古着屋でさえゴミとして処分します。それは当然の事なのですがモノを大切にし、捨てられるべき物から新しい作品を作り出していくという流通サイクルを提案しているkeisukenakano私としては取り組むべき商材でした。
さらにテディベアの中に詰めているものは市販のクッション材ではなく細かく刻んだTシャツやニット地です。
これらはメーカーから廃棄された新品の素材です。サンプル商品や期間限定商品であったりイベントTシャツなどで販売時期を逃すと継続販売する事は出来ないものです。これも捨てるしかない(正しくは捨てる事がもっとも手間が掛からない)物なのですが、そういった物を再活用するために中綿として使用しました。
決してかわいくてフワフワのやわらかいテディベアではありませんが アパレルの流通サイクルの中で這い上がって来た力強いコンセプト・ベアなのです。

※1つのクマに4~6枚のTシャツを詰めて製作しているため実際に重く、その重量感だけではなく何故このクマが作られたのかを忘れない為(想い)のコンセプト作品です。

【keisukenakano】
2010年、ブランド・リニューアルを果たした【keisukenakano】。
ファッション、そしてテキスタイル・デザインと展開し、さらなる広がりを見せるNEW COLLECTION。
ブランドとして素材にこだわり、1点モノにこだわり、手作業で作り上げる事にこだわり、その貫きたい思いをどのようにデザイナーとして届けるべきか。
手作業で作り続ける事の非効率さは歴然で、より多くの方に【keisukenakano】のコンセプトでもある「モノを大切すること」「消費的なファッションサイクルを見直すこと」「モノと人との付き合いを手助けすること」を広めていく事はその非効率さが足枷となり常に疑問視されてきました。しかしそれこそが【keisukenakano】であり、作品を自らの手で作り続けることの答えでもあります。
作品でありながら身近で寄り添える存在。生涯付き合えるパートナー。その人だけの特別な関係。
顔を見て、声を聞いて、会話をする、時間をかける事でしか作ることの出来ない作品の温かさを感じて頂きたいと思います。