SOC TOKYOのパッケージでPENTA AWARDSの金賞を受賞された
KEIKO AKATUKAさんにインタビューの最終回です。
現在、三宿店他、特集・販売もしておりますのでぜひ店舗にも
お立ち寄りください。
http://htokyo.com/?p=6764
(3)他の仕事、今後のことについて
・赤塚さんの他のデザインについても伺わせてください。
4年間世田谷パン祭りのデザインをされていますが毎年どうですか?
赤:自由なイメージを解放したお仕事だと思っていて。
コンセプトも自分で決めちゃうのですごいありがたいなと思います。
一見くせもあるかなと思うので 笑
会場でお客様にも「独特だよね?」とつぶやかれていましたね 笑
・パン祭りではご自身がデザインをされているエピスリーLe Mardiも
出ていらっしゃいますよね?
赤:はい。自分がすごくハーブが好きなんですけど
病気がハーブで治る世界になったらいいのにと思ったんです。
強い薬で治すのは悪循環で良くないと思いますし
ハーブのことを調べて行くうちにもしかしてハーブで治せるんじゃないかっ
て思いはじめたんですよね。大学の講座に行ったりもしました。
ハーブを勉強して行くうちにアーユルヴェーダにたどり着いてその中で
スパイスに行き着きました。
スパイスなら料理にも使えるし日常に簡単に取り入れられるなと思って。
それでお菓子職人の姉とスパイスブランドをはじめました。
・パッケージのデザインには点字も使われていますね?
赤:はい。Facebookで点字のワークショップがあることを知ったんです。
今までも点字を使ったデザインはやったことがあったのですが
もっともっと近寄れるんじゃないかと思ってワークショップに行きました。
杉並のチャレンジさんという施設で、そこにいた方の技術がすばらしくて
そこでぜひうちのロゴを!とお願いして今もパッケージに点字を使っています。
・パン祭りでは世田谷福祉作業所さんとのコラボで「ベレーマフィン」を
出されてましたよね?
赤:そうなんです。世田谷福祉作業所でもとから作っていたクッキーをマフ
ィンにのせるということを思いついて、姉に相談しながら
作業所の皆さんと試作を繰り返して作り上げていきました。
クランブルというクッキー生地をそぼろ状にしてのせるという方法もあった
んですけどそれは作業所さんにとって難しい作業だったので、
もとから作業所で作っていたクッキーをのせてみたら丸い帽子みたいだねってことになって。
デザインにもうまくストンとおとせた感じでした。
・赤塚さんの今後のご予定を教えてください。
赤:近々だと、今週末22日(土)より西麻布にあるmonoyokoで友人の照明プロダクトの展示会があり、
私はグラフィックデザイン担当として参加しています。また
来年1月にオープンの北海道のホテルのアメニティやオリジナルグッズの
パッケージデザイン、5月に目黒区の圓融寺で開催予定の「ORGANIC MARKET AOZORA」のグラフィックデザインを担当します。
あと今年も羊年のワッペンをHTOKYOで作る予定です!!
ぜひ楽しみにしていてください。
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KEIKO AKATSUKA
Designs like Perfume.時には薬となり、時には華やかに調合され、五感で
感じとるデザイン。パッケージデザインを中心に、グラフィックデザイン、CI/VI、
ディスプレイデザイン、ファッションデザインまで幅広く手がける。
http://keikored.tv
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(完)