ハンカチ百科 NO.10 良いアイロンについて

アイロン掛けを億劫にとらえられがちなのは、
アイロンがそもそも重いからでしょうか。

あなたに最適なアイロンを選んで、
気持ちよくアイロンをかけられれば
きっと気持ちも変わるかも。

それでは、良いアイロンとはどんなものでしょう。

しわを伸ばすのには、生地に対して圧力がかかる必要があります。
重いアイロンはそれ自体で、しわをのばしてくれます。

職業でアイロンを大量にかけるには、
ある程度アイロン自体に重さがある方が結果的に効率がよく、
プロの方が使用するものは重量があるものが多いようです。
逆に仕上げが中心であれば、軽いものも重用されています。

ご家庭で使用するものは、これも好みの問題になりますが、
アイロンの自重に任せて気持ちよくかけたい場合は、重めのものを。
量をそんなにかけないので出し入れを楽にしたいときは
軽めのものを選ぶとよいでしょう。
軽めのアイロンをかける際は少し体重を自然に乗せながらかけていきます。

いろいろと機能がついているアイロンもありますが、
シンプルにスチーム機能がついていないドライアイロンを使うと、
長持ちして良いように思います。

アイロンとは別に霧吹きを必ず用意しましょう。
乾き具合によって、例えばしっかり乾いてしまった場合は
たっぷりと霧をかけてアイロンをかければ、きれいにアイロンをかけられます。
また、そのアイロンの際に自分好みのリネンウォーターを使うことで
アイロンをかけた後に持ち歩くうれしさが加わります。

面倒と思ってしまうアイロンがけを逆に研究して、
楽しめる家事にできればしめたものです。

いくつかアイロンのご紹介もします。
DBKドライアイロン(画像左):
クラシカルな風貌で程よい重さの家庭用アイロン。
重さのバランスがよく、使い勝手がいいです。
スチーム機能もありますが、メンテナンスのことも考えて長く使うならば、
別途霧吹きをご用意するのも良いでしょう。

パナソニックドライアイロン(画像なし):
ドライアイロン機能のみのシンプルな家庭用アイロン。
軽くて堅牢な作りで、重さによる気持ちの億劫さを和らげてくれるでしょう。
しっかり霧吹きをかけて使用するか、軽い仕上げ用に。

タキイアイロン(画像中・右):
実用重視の実直でしっかりとした作りの職業用のアイロン。
使っているうちに愛着もわいてきます。基本的に一番重く、自重でかかるので、
まとめて週末かけるなどには重宝するかもしれません。
重さも1.7~3.4㎏と選べます。
値が張りますが工業用で簡単には壊れないので
思い切って一生モノと思ってご自宅用に選ぶのも選択肢。

ーーー

アイロンがけをより楽しいものにするアイテムのリネンウォーター。

アイロンがけのときはもちろんのこと、
カーテンやソファなどに吹きかけて、
ルームスプレーとしても香りをお楽しみいただけます。

オリジナルでリネンウォーターもご用意しております。
どちらもオンラインショップでお買い求めいただけます。

H TOKYO オリジナルリネンウォーター ADVENTURER(少年の香り)
H TOKYO オリジナルリネンウォーター EXPLORER(大人の香り)

 

>>ハンカチ百科記事一覧はこちら

ハンカチ百科 NO.9 ハンカチの畳み方

アイロンをかけながらハンカチを畳んでいきます。

畳み方に決まりはないですが、
店頭では通常陳列で表に出す面を右下にして、
基本縦、横、縦、横と順に畳んで16分の1のサイズにします。
輪の部分が上部にきてハンカチを取りやすいからとも言われています。
後ろのポケットから取り出す場合もやはり輪が上に来ていると便利です。

前ポケットで脇から取り出すタイプですと、
輪を左にするために縦、横、横、縦と畳んでも良いでしょうし、
ハンカチをにぎっていると安心するという人もいて、
握り口は必然的に輪の部分が持ちやすいので
利き手で輪の向きを考えても良いでしょう。

単なるハンカチにまつわる小さな無意識の行動を
研究していくことも奥深いです。

50㎝以上の大判のハンカチは時はポケットにしまいにくいので、
最後は二つ折りでなく三つ折りにするとスマートに出し入れしやすいです。

ハンカチの大きさやその日の格好に合わせて
畳み方を考えてみると楽しみが増えそうです。

ちらりとポケットからハンカチを見せて
普段の格好のワンポイントにしてみても◎
お気に入りの格好に合うハンカチを是非探してみてください。

 

>>ハンカチ百科記事一覧はこちら

ハンカチ百科 NO.8 きれいにアイロンをかけるには

ハンカチの悩みベスト1は、アイロンについてではないでしょうか。

きれいにアイロンをかけるにはどうしたらよいか。
そもそもかけないで済ませられないか。

最近は天然繊維でも形状記憶のような機能をもった生地が登場しています。

何か便利な機能があるとありがたくて飛びつきたい気持ちにもかられますが、
便利さの裏側で同時に失われているものもあるようで、
慎重に考える必要もあるかもしれません。
いろいろな薬剤処理や加工など、本来の天然繊維がもつ特性をそぎ落としたり、
余計な化学的な付加加工をつけたりすることがあるからです。

アイロンはかけたものの方がより気持ち良いですが、
以前手を拭くのに良いハンカチの記事で紹介した通り、
しっかりとした生地のものを選べば、
気にならないで持っていける場合もあります。

まずアイロンをかける前に
洗濯したものを干すところからポイントがはじまります。
ハンカチを両手でしっかり広げて
パン、パンと空中でしわを伸ばして形を整えてから干すこと。
これでアイロンがけがだいぶ楽になります。

アイロンを生地に合わせた最適な温度に設定します。
通常は綿や麻に適当な高温の180〜200度に。

ハンカチに十分に霧を吹いた後、
四隅をぐるり四角になるようにまずぐるりとアイロンをかけ四方を固めます。
生地は伸びるのでここで必要に応じて引っ張ったりしながら、形を整えます。
その際に畳んだ際にどの面を表に出すのか予め決めておくのも重要です。
ハンカチを広げた状態でアイロンをかけられるほど
大きなアイロン台も少ないので、
最初に縦に半分に折ってしまってもよいでしょう。
四方ができたらその後で中を仕上げていきます。

表に出す面は自分の好みで選んで良いのですが、
プリントされたハンカチなどは折り畳んだ際に
どの部分を見せるか考えてデザインされたものもあるので、
絵柄をじっくり見てみましょう。
通常は畳むと1/16のサイズになります。

畳んだ状態できれいにハンカチを仕上げるこつは、
見せたい面の角をきちんと引っ張りながら
場合によっては少し裏の生地より多めに出すことです。
こうすることで畳み仕上がった際に後ろの生地が見えずに、
すっきりとした印象になります。

次回はハンカチの畳み方です。

アイロンのかけ方をきちんと考えている方も少なくはないはずです。
特に気にしていない方もこの機会に
ハンカチのアイロンがけの順番について考えてみるのも良いですね。

さらに詳しいハンカチのアイロンのかけ方について、
ハンカチ百科 No.16にて動画付きでご紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

 

>>ハンカチ百科記事一覧はこちら

カテゴリー

最近の投稿

アーカイブ

検索