有田昌史さん 図案と造型 展


中目黒にある燕子花で行われている有田昌史さんの展示、「図案と造型」展へ行ってきました。
有田昌史さんといえば、ファブリックデザイン、テキスタイル、飯田水引のプロデュースと、活躍されている図案作家さん。私の中のイメージでは、旅と、人と、自然の響きに耳を傾けるスナフキンのような方。
今回の展示は、有田さんのデザインされたファブリックをはじめ、飯田水引さんによるお正月の飾り、有田さんのご出身地である出雲や厳島を題材にしたオブジェなど、さまざまな作品を見ることができました。中でも素晴らしかったのが飯田水引さんとのお正月飾り。約400年の歴史を歩んできた飯田の水引。人と人、心と心を結ぶ職人の技、有田さんのアートディレクションを目の前に、心の中がスッとクリアになったような気がしました。
誰でもみんな、自分のことを知ってもらいたかったり、もっと相手のことを知りたかったり、もっともっと誰かに何かをしてあげたかったり。情報の多いこの時代、ついつい伝えたい想いにも過剰包装してしまいます。そんな時には昔の人々の知恵を少しお借りして。
人と人、心と心、人と自然、過去と未来、金銀と紅白の水引で表現される「結び」の想い。
日本だけではなく、アートとしてだけではなく、この想いがこれからまた何百年、何千年と受け継がれてゆきますように。
有田昌史 図案と造型
期間 2008年12月5日(金)〜12月28日(日)
中目黒 燕子花別館
【365 embroidered handkerchiefs! 】   vol.005

そして本日の365 embroidered handkerchiefs!
金銀ではないですが、ブラウンと白が上品なジェントルストライプハンカチに、ゴールドに近いベージュでシンプルながらセンスを感じる配色。書体はフェザー書体。
こちらの刺繍糸はインターネット上では指定できませんが、店頭またはお店にお問い合わせください。

『チェコ人形アニメの巨匠たち』

『チェコ人形アニメの巨匠たち』2008
チェコアニメはその独創性、技術、キャラクター、ストーリーなど、とても面白い。
去年IIDのWINTER FEST.で上映会をした。
『チェコ人形アニメの巨匠たち』はその中でもチェコの人形アニメにスポットをあてたドキュメンタリー。その歴史、関わるクリエーターを探りながら、代表的なチェコアニメのダイジェストが見れる、非常にお得な映画。時おり出てくるチェコの街並みは美しく、自分もきっと訪れたいと思う。
さてどこにハンカチが出てくるのかというと、その中の代表的な監督ヘルミーナ・ティールロヴァーのやはり代表作『結んだハンカチ』
端を結ばれたハンカチが擬人化した動きをしています。ちょっとの紹介なのでストーリーまではわからないのですが、ハンカチが映画の中心の奇跡的な映画です。今度じっくり借りてみてみたいです。
『チェコ人形アニメの巨匠たち』は12月20日よりユーロスペースでレイトショーです。
チェコアニメファン、ハンカチファンはぜひ。

ハンカチの格言

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新しい段ボールの箱を準備中です。
今回の段ボールには新しいメッセージが入ります。
表面と、段ボールを開いたときにもメッセージが出てきます。
メッセージとはハンカチが出てくる格言。
ひとつは
“always carry two handkerchiefs… one to show and one to blow.”
アイルランドの格言で、2枚ハンカチをもちなさい。一枚はみせるため、一枚は鼻をかむため。
紳士たるものやはり、こうでなくてはいけません。
もうひとつは、
“The World is a Handkerchief.”
スペインのことわざで、世界は狭いなぁ(一枚のハンカチのようだ)という意味。英語でいう“It’s a small world!”不思議なめぐり合わせ、偶然が起こることはありますよね。そんなときに使いましょう。
ハンカチは確かに小さな布きれ。
それでも、と自分は思う、とても奥が深いものです。
一枚の布に凝縮された世界観、それは場合によってとてもスケールが大きいものです。
あなたにとって、とっておきのハンカチがどうかみつかりますように。

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