ハンカチ百科 NO.15 どれくらいの人が手を洗っているのか?

外出先の洗面所で人は手をきちんと洗っているのか、また手を洗った後はきちんと拭いているのか。実際のところ、洗面所で「あれあれ、いいんでしょうか…?」と思う場面に出くわすことがあります。

昨年の春のデータになりますが、調査した結果を元に、手洗いの実態をひも解いてみたいと思います。
(2019年3月20日〜4月30日東京都内において、調査対象者女性87名、男性33名)

早速グラフを見てみましょう。

まずは女性から

■手を洗っていない。 3.4%
…ほとんどの人は手を洗っていて、ちょっと安心です。

■空気乾燥、髪や服などで拭く。 16.1%
…意外にも一定数います。

■ハンカチ使用。 9.2%
■タオル使用。 6.9%

■ハンドドライヤー使用。 42.5%
…こちらは多くの方が使用しており、後に出てくるハイブリッド派も加えると6割を超えます。
※ペーパータオルも含み、ハンドドライヤーという項目にまとめました。

■ハンドドライヤー使用+ハンカチ 8%
■ハンドドライヤー使用+タオル 12.6%
…ハンドドライヤーを使用してもしっかり乾いた感じがないのか、仕上げにハンカチやタオルを使用することがあるようです。
両方をうまく使いこなしているハイブリッド派が20%強います。

さて、ハイブリッド派を加えて改めて見るとハンカチ派は17.2%、タオル派は19.5%でした。
ハンカチをメインに扱う専門店としては残念ながら、利便性の高いタオルの方が支持があるようです。

次に男性。

■手を洗っていない。 21.2%
…女性と比較して、とても多いです。

■空気乾燥、髪や服などで拭く。 21.2%
…ここで上記と合わせると4割を超えてしまいました。

■ハンドドライヤー使用。 18.2%
…2割弱

■ハンカチ使用。 33.3%
■タオル使用。 6.1%
…ここで女性と比較すると男性はハンカチ派が強いことがわかります。
ワークスタイルとしてのスーツには、かさばるタオルよりハンカチの方が持ち歩きやすいのでしょうか。
また女性で多くみられたハンドドライヤーとハンカチなどの合わせ技は、男性では見られませんでした。

いかがでしょうか、女性と男性では結果が異なり、どちらかと言えば女性のほうが丁寧な印象です。
しかし、ハンドドライヤーだけを使用した人が、仮にハンカチやタオルを持っていなかったと捉えると、
結果として女性でも男性でも60%強がそのグループに属します。
もしもそうだとすると、非常に残念な結果とも言えます。

最近はハンドドライヤーが使えないところも増えていますので、ハンカチやタオルを持つことを今まで以上におすすめします。
また、利便性を追求しがちで環境破壊も進む昨今の世の状況から考えても、ハンカチを使う方が増えるよう願っています。

※サンプル数が少ないこのデータが世の中の実態に即しているとは一概に言えませんので、あくまで参考としてください。

ハンカチ百科 NO.14 正しい手の拭き方

新型コロナウイルスの影響でマスクが買えない状況が続いています。
マスク自体も、予防効果は限定的など専門家より色々な意見が出ています。
対策として最も効果的で最優先で必ず奨励されているのが手洗いです。きちんと手を洗い、正しく手を拭く。
この当たり前のことを検証してみました。

手の洗い方については世の中にたくさん出ていますが改めて復習しましょう。
1、流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
2、手の甲をのばすようにこすります。
3、指先・爪の間を念入りにこすります。
4、指の間を洗います。
5、親指と手のひらをねじり洗いします。
6、手首も忘れずに洗います。
*厚生労働省の手洗いポスター参考

では手を洗った後の正しい手の乾かし方、拭き方はあるのでしょうか。

トイレなどにハンドドライヤーが設置されているところも増えました。
ただこのハンドドライヤーは、手や水受けトレーなどに残る菌を撒き散らしてしまう可能性が指摘されています。
何より寒い時期には手の乾燥を促進してしまい、理想的な乾かし方とはいえません。

備え付けのペーパータオルは、衛生的といえますが、やはり肌への刺激という意味ではよくありません。

一番よいのは洗濯された清潔なハンカチを使うことではないでしょうか。
ハンカチの使い方も、より丁寧に使うと衛生性が増します。

1、効率的に手を拭くには、まず手の水をきれいに振り落とすこと。周辺に水滴が飛び散らないように、シンクの中で行いましょう。

2、次にハンカチを広げて、裏面の半分を使い、片方の手ずつ拭いていきます。

3、片手で表面をもち、やさしく包むようにもう片方の手の手首から、手の甲、手の平、指は小指から順に親指まで1本ずつ包み込むように。
ハンカチの使用箇所を意識し変えながら、拭き残しのないようにしっかり丁寧に拭いていきます。

4、ハンカチを反対の手に持ち替えて、使用していない裏面の反対側を使用して拭いていきます。

5、仕上げに、畳んだ際に内側にくる表面を使用して両手に再度やさしく当ててもよいでしょう。

使用後は、使用していないハンカチの表面が外側にくるように気をつけて畳みます。
すると濡れた部分が直接衣服やバッグに触れないので快適に持ち運べます。
そして、家に帰ったらすぐに洗濯してください。

手を洗う頻度が多いときは複数枚持ち歩きましょう。
マスクがなく、急なくしゃみなどの症状に襲われたときにもエチケットとして、口元を覆って塞いだり、いろいろなシーンに役立ちます。

不特定多数の方が手に触れるドアノブや電車の手すりなどが気になる場合は、そのための小さなハンカチを別に用意して、使い分けるのもよいでしょう。

いかがでしたか?
何気なく使っているハンカチを少し意識して使うことにより、より衛生的で快適に過ごせるかもしれません。
とくに気になるこの頃は複数枚持ち歩くと有用です。

以下の過去の記事も参考にしてください。
ハンカチ百科 NO.2 「手を拭くのに良いハンカチは?(選び方)」

ハンカチ百科 NO.3「手を拭くのに良いハンカチは?(素材・スタイル) 」

ハンカチ百科 No.13 洟(はな)をかむ

花粉に頭を悩ませることが多い時期がやってきました。
とめどなく流れ落ちる鼻水にティッシュが手離せないこともあるでしょう。

14世紀末、イングランド王のリチャード2世は「鼻水を床に落としたり、袖で拭くのはみっともない。ハンカチを使用することは紳士的行為であり、社会的な地位の表れである」といったそうです。

古いヨーロッパやハリウッドの映画では、ポケットチーフを胸元から取り出して、洟をかんだりするシーンを見かけます。

ポケットチーフはもともとハンカチから派生したものです。
装飾的な意味合いが強まり、居場所にジャケットの胸ポケットを与えられ、その役割をハンカチと分かちました。その頃には見せるためのハンカチ(ポケットチーフ)、そして実用としてのハンカチを2枚持つことが紳士のたしなみとされていました。

その後、1924年アメリカでクリネックスティッシュが発明され、それが世間に広く流通するにつれて、ハンカチで洟をかむという行為は一般的には少なくなってきました。

さて、外出している際に、流れ落ちる鼻水を延々とティッシュでかみ続け、それをポケットにつめこんでふくらませるのもみっともないでしょう。
そして手持ちのティッシュをきらして焦ることも。

そうした際は、元々その役割を担っていたハンカチを緊急で役立てるのも手です。
洟をかむまでせずとも、ぬぐったり、押さえたりすることもできます。
肌触りのよい薄手の上質な生地のハンカチをもっていれば、肌への刺激も気にならないはずです。
リネンウォーターを使用して、お気に入りの香りをプラスしておくと、花粉によるいらいらの気持ちをリフレッシュすることでできるかもしれません。

この時期は、通常使用するもの・緊急時に使用するものと、ハンカチを役割で分けて2枚持ち歩くのが、大人として賢明といえそうです。

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